2014年7月14日月曜日

ジョグジャ(2014年6月17日〜7月12日)


 ジョグジャカルタに帰って、まず1週間は友人宅に居候しました。以前のアパートは期限が5月末までだったため、すでに引払っていたのです。その一週間で家探しをして、1泊2日で近郊のサンギラン博物館へ行き、たくさん料理してたくさん喋って屋上に登って夕涼みをしたりしていました。これは非常に創造的な1週間。

 到着直後になぜか始まった撮影会、私物のベチャ(三輪自転車)グッズと友人のかえるを借りて。

友人作、みかんのみか子。彼女は絵がうまいです。
コス(アパート)自体も綺麗なところでとても暮らしやすかったですが、あいにく契約期限がきれてしまいお互い別のコスに移りました。

 自分の引っ越し先は、通称トトロの森。
klebenganという住宅地にあり、UGMまでも歩いて20分とかからない好立地です。
写真中央部にみえる祠のようなものはヒンドゥー式のお祈り場所らしく、部屋はこの奥にあります。
前庭が広く、空気がきれいで静かでとても良い環境です。犬、鳩、亀など生き物もたくさん飼っていて、おどろくべきことにニワトリが夜に樹上で眠ります。

 家族からも友人からも、なんでそんな森に住んでいるのかと聞かれることが多く、かえってこちらが驚いてしまいました。静かで空気がきれい、管理人さんの人柄が良い、それでいて家賃が月4000円なのだからとても良い場所を見つけたと、自分では満足していたのです。お金が足りないとか、サバイバル生活に憧れているとか思われてしまったようですが、そんなことはありません。たしかにwifiはないし共同シャワーは桶で水を浴びるタイプで、その点は便利とは言えませんが一方で不便も感じていません。騒音や排気ガスがひどくて窓も開けられないような場所のほうがよっぽどストレスです。
 スツールを一脚買って、のんびり読書していました。それはとても文明的な生活であると認めてもらいたいです。


 引っ越し後はちょこちょこ友達と出かけたり、インドネシア語検定が近づいてからはインドネシア語の勉強に追われていました。それと7月に入ってから、とうとう帰国が現実的に近づいてきたのを感じます。上記の同棲(?)していた友人をはじめに、同期の留学生が一人また一人と日本に帰っていっています。自分は8月20日ごろに帰国予定でまだ時間がありますが、送り出す寂しさと自分も来月帰るという寂しさとがあいまって、寂しくなります。
 現地用の携帯にはいっている彼らの番号がたまーに目に入って、ああもう繋がらないのだなぁとか、あのときはこんなこと話したっけとか、そういうのを考えるとやっぱり少ししんみりします。少しじゃないときもあります。

 終わりを見据えつつ、おそらくは最後のインドネシア国内旅行に出発です。



@ Makassar, Indonesia

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