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スラバヤ市内から泥噴出事故現場へは、
①Jl. Gendra Sedirmanで市バスにのってプラバヤPurabayaというバスターミナルへ行き(30分、IDR5,000)、
②そこからさらに大きいバスに乗り換えました(40分、IDR5,000)。
乗る際に「Lapindoで降りるから、着いたら教えて」と車掌さん(というかKenek)に伝えておきました。泥噴出現場の呼び名は地名からPorong、泥をさしてkesumberan lumpur、などでも通じましたが、どうもLapindoがいちばんしっくりくるようです。
着いてみると、目の前に長い堤防。そしてWisata Lumpur(泥観光)の文字。
客引きのお兄さんがいたので、オジェ(バイクタクシー)で一回りしてきました。堤防をのぼると、見わたす限り一面の泥、泥、泥。なんというか、sumber源というよりdataran平野じゃないかと!泥の粒は細かくて、ちょうど火山灰のような滑らかさでした。
そして今日は泥が比較的固まっているから、歩いて近くまで行ってみようということに。雨期のあいだはベチャベチャするので歩けないようですが、自分が行ったのは雨期の終わりが近くて天気もよく、ラッキーでした。泥が噴出している場所からは、もくもくと煙が立ち上っていました。昼は休んでいて、夜には活発になるそう。
それと雨期のあいだは雨水がたまるので、排水作業も行われていました。
排水は隣接する池に直接流しています。オジェのお兄さんいわく池にはわりとたくさん魚がいるようで、魚を獲っているおじさんもいました(しかしおじさんの写真は撮り損ないました)。
事前に調べたところ、泥には発ガン性物質が含まれていて、泥と一緒に噴出しているガスも有害、という情報がありましたが、実際どの程度有害なのかは分かりません。においはジャカルタの裏路地のほうが断然臭いです。といってもここの魚はあまり食べたくないです。
話をききつつ歩いてみて、いちばんずっしりきたのは、お兄さんの村も足元の泥に埋もれているのだという事実でした。自分の生家が埋まっている泥の上をガイドして日銭を稼ぐというのが、なんとも。しんどいですね。泥に埋もれた村々の元住人の多くは、親戚や知人を頼って他の地域に移っているようです。Lapindo社からの補償金支払いは遅延したままうやむやです。
事故現場をまわっていたのはかれこれ1時間ほど。いやぁ~大変だねぇ、あのアブリザルさん大統領なったらどうなのよ、日本でも原発というのがあってねぇ、そりゃ~大変だなぁ、という話をしながら、最後は大通りまで送ってもらいバスでスラバヤ市内へと戻りました。(Purabayaまで、40分、IDR5,000)
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