Hanoi, Vietnam
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滞在期間:2014/05/23-26
アクセス:Kuala Lumpurから、飛行機で3時間(Air Asia, IDR1,100,000)
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インドネシアからクアラルンプールをはさみ、ベトナムの首都ハノイへ飛びました。
インドネシア周遊のはずが、なぜベトナムにいったかというと、理由は主に2つです。まず第一に、学科の同期の子がハノイで留学しているのです。こっちのほうが主な理由で、しばらく前から会いたいなぁと思っていました。第二に、ベトナムにも三輪自転車シクロがあります。これは乗らねばなるまい。ビザもちょうど出入国に問題ないタイミングだったのでベトナムを組み込みました。反中デモが盛り上がっていて若干の不安はありましたが、幸運にもトラブルに巻き込まれることはありませんでした。
滞在期間は2週間弱、ハノイから入ってホーチミンまで統一鉄道を下っていく計画です。バスのほうが安いのですが、それだと時間がかかりすぎるのと、「統一鉄道」の響きがかっこよかったので鉄道にしました。
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ハノイについて真っ先に感じたのが、自分は外国にいるのだという実感です。まず言葉がわかりません。通貨も物価もわかりません。インドネシアもマレーシアも日本ではないから外国ではあったのですが、それほどギャップやショックがなかったのです。自分がインドネシアに慣れていたんだということに初めて気付きました。
そして蒸し暑い。ベトナム北部だと四季があると聞いていたので、なんとなく5月の爽やかな風薫る頃を期待していたのですが、もう夏まっさかりらしくインドネシアより暑かったです。ちょっと歩いては汗をかき、歩かなくても汗をかくので、あまり観光して回るぞという気がおきません。
・旧市街
ハノイでは旧市街に宿泊していました。飲食店や土産物屋がところせましと並んでいて、ベトナムの若者や旅行者で賑わっています。便利な場所ですが、ちょっとうるさかったです。
ハノイには湖が多くありますが、旧市街の南西側にあるものがホアンキエム湖。周りは街路樹が植えてあり、どこかおフランス的な雰囲気があります。この湖畔で散歩したり、読書したり、自撮りしたり、筋トレしたり、みな思い思いに時間を過ごしていました。湖畔を眺めていると背後からガッチャガッチャという金属音が聞こえたり、いきなり目の前の木で懸垂を始めるお兄さんがいたりするので面白いです。
・水上人形劇
Mua Roi Nuoc Thang Long
毎日複数回上演
VND100,000
舞台のつくりは中国っぽいです。ジャワにもワヤンという2Dの人形劇(影絵人形芝居)がありますが、こちらは3D。人形をどうやって操っているのかが全然わかりませんでした。
・タンロン遺跡
開場時間 8:00-11:30, 14:00-17:00(月曜以外)
遺跡です。王宮跡と、道路をわたって発掘現場も見られます。注目すべきは遺跡よりもアオザイ美人。ベトナム娘は目鼻立ちが整っていてスタイルがよくて、さらさらの黒髪ロングの子が多かったです。最初はアオザイが素晴らしいのかと思ったけれど、よくよく考えてみると着ている子がやはり美人でした。
・ベトナム軍事歴史博物館
開館時間 毎日(月、金を除く)8:00-11:30, 13:00-16:30
入場料 VND40,000
タンロン遺跡の南側には軍事博物館があります。屋外に戦闘機の残骸でつくったオブジェがあって、そのセンスがやっぱりフランス的でした。
・ホーチミン廟
見学は午前のみ(~11:00)
ホーチミンの遺体を安置しているところです。ここがいちばん社会主義らしい場所でした。入場は無料なのですが、形式だけのセキュリティーチェック、廟までは2列になって歩き、少しでも遅れると衛兵さんに急かされ、全体的に対応が高圧的でした。人民の気分を味わえます。ご遺体は蝋人形っぽい質感でした。
ベトナム紙幣の肖像画はすべてホーチミン、どこの町にいってもホーチミン博物館があり、ホーチミンはインドネシアのスカルノ以上に「我らがお父さん」という感がありました。ベトナム人はホーチミンを慕っている、と読んだのですが、実際にどの程度慕っているのかはいま一つ分かりません。でもおっさんの遺体を人手とお金をかけてかたくなに保存しているのをみると、慕っているというよりイデオロギー的なものが強いような気がします。偉大な父であることとそれを慕っているかは別な話だと思うのですが、どうなのでしょう。
・ホーチミン博物館
開館時間 毎日(月、金の午後を除く)8:00-11:30, 14:00-16:00
入場料 VND25,000
ホーチミン廟と同じ敷地内にあるホーチミン博物館。20世紀のフランスを感じました。全体の方向性がいまいちつかめません。
ベトナムはどこにいってもカトリックの教会がありました。インドネシアのアザーンにかわって、教会の鐘の音が聞こえてきます。
夜になるとハノイの若者が集まっています。バイクがないと行きづらい場所ですが、友達に連れて行ってもらって4人でだらだらしていました。いろいろ話せてよかったです。道にござを敷いて座り、インドネシアでlesehan(ござに座る)しているような感覚です。違うところといえば、ビールがあるのとカップルが公然といちゃいちゃしていることでしょうか。
・ご飯
名前は忘れてしまいましたが、フォーを揚げたもの。
外はかりかり、中は柔らかくてつるつるしたフォーがあり、酸味のあるたれにつけて食べます。お肉と野菜もしっかり食べました。ベトナムで食べたもののなかでいちばん美味しかったです。
外はかりかり、中は柔らかくてつるつるしたフォーがあり、酸味のあるたれにつけて食べます。お肉と野菜もしっかり食べました。ベトナムで食べたもののなかでいちばん美味しかったです。
ベトナム料理といえば有名なのは米麺のフォー、そのほかにも太麺のブン、お好み焼き風のバインセオ、デザートにはチェー(ぜんざい)など、美味しいものがいろいろありました。ほぼ何にでもパクチーが入っているので、嫌いだと苦痛なのでしょうが、自分はパクチー大好きなので毎食幸せでした。はまったのはベトナム風サンドイッチ・バインミー。バゲットをつかって、中にはパテや野菜が入っています。お店によって用意している具材はまちまちですが、フランスパンながらもしっかりベトナム風の味わいです。
バインミーやフォーは全国的に食べられていますが、地域ごとの名物料理もあります。ハノイはブンチャーというつけ麺が有名なようです。つけだれには炭火で焼いた肉がころころと入っていて、野菜と麺をつけてもりもり食べます。無論美味しいです。
それとさとうきびジュースもいろんな町にありました。さっぱりとした甘さで、その場で絞ってくれるのでフレッシュです。ライムを少し絞るとさらに美味しい。
(写真はダナンで撮影したもの)
@Jogjakarta, Indonesia
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