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ブキティンギ市内で見て歩いた場所は以下のとおり、
・ガライシアノッNgarai Sianok
市の南側に広がる渓谷です。市街からとても近いのですが、その近さから期待していた以上に圧巻でした。猿が多いです。
・日本軍洞窟Goa Jepang
旧日本軍の洞窟。戦争中の負の遺産というより、お化け屋敷のノリで楽しんでいる人が多かったです。
・市場 pasar atas, pasar bawah
どこに行っても市場は見ておきたいのです。上の市場pasar atasは観光客向けのお土産が中心で、下の市場pasar bawahは生鮮食品や日用品を扱っていました。買い物帰りのお母さん方は馬車やベチャも使っていました。
・コック要塞 Fort de Kock の、周辺
砲台跡が残っています。丘の上なので眺めもよく、敷地内に動物園とミナンカバウ文化の博物館があります。2つの丘にまたがる吊り橋は最高の撮影ポイント。芸術と文化、そして頭髪が融合した、前衛的な変顔が撮れました。
・伝統舞踊
ちゃっかりミナンカバウの伝統舞踊を鑑賞しました。金曜日・土曜日の20:30から、時計塔Jam Gadang近くの小さな劇場で上演されていました(IDR70,000)。何種類かのダンスを一度に上演していて、どじょうすくいのような踊り、シラットという護身術など、どれも楽しめました。一番有名なのは割れた皿の上を転げ回る踊りtari piringらしく、観ているこちらが痛かったです。
・コトガダン Koto Gadang
ガライシアノッを抜けた先にある、銀細工が有名な村です。ミナンカバウ語でkotoは町、gadangは大きいという意味です。ジョグジャにも銀細工で有名なKota Gede(ジャワ語で‘大きな町’)があり、不思議な一致です。興味が湧かず銀細工は一切見ませんでしたが、静かでのどかなところでした。水牛はカッコイイ。
・パダン料理
パダン料理はインドネシア全土にその名が知れ渡っています。味付けは辛めで、小皿に盛られた料理が次々と運ばれてくる給仕のしかたも独特です。有名なのはルンダンRendangという煮込み料理、牛sapiも鶏ayamもあります。
辛いというよりは塩味がつよく、とにかく牛肉が多くて野菜のバリエーションが少なかったように思います。ご飯はわりとぽそぽそしていましたが、おかずの味付けが濃いのでかなり進みます。顎を酷使する高エネルギー食でした。
・ホテル Orchid
ブキティンギでは到着後に宿泊先を変更していました。安い部屋を探していると言ったら、案内されたのが屋上階にある一室。そのフロアがホテルのスタッフさんの生活空間だったらしく、バスルームは共用、夜は部屋前で泊まり込みのスタッフがマットを敷いて寝ていて、危うく踏みかけました。そして涼しいブキティンギで夜間の水浴は一種の勤行。けれども洗濯機を自由に使えたのと、壁の一面がマジックミラーだったので眺めがよくて気に入っていました。最終日は就寝前にカーテン全開のまま星を見ながら寝ました。
なんだかんだでブキティンギも十分楽しんでいた気がします。特に友達と会えたのは感謝です。出発するころには体力面も精神面も8割くらいまで回復していました。そしてトバ湖まで、17時間のバス移動に挑みます。
@ Tana Toraja, South Sulawesi, Indonesia
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